【紅白】2人のユーミンが“共演” サプライズで「卒業写真」も歌った

[ 2022年12月31日 22:51 ]

松任谷由実(2017年撮影)
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 大みそか恒例の「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が31日、東京・渋谷のNHKホールなどで行われ、松任谷由実(68)が史上初の本人同士の“共演”を果たした。

 デビュー50周年の今年はベストアルバム「ユーミン万歳!」を発売し、週間1位を獲得。1970年代から2020年代まで6つの年代すべてで、音楽チャート1位を獲得する偉業を成し遂げるなど、ユーミン健在を力強く印象づけた年だった。

 そんな1年の締めくくりに披露したのは、収録曲の「Call me back」。旧姓時代の荒井由実の歌声を、最新のAI技術でよみがえらせ、現在のユーミンとデュエットした、時空を超えた夢の楽曲だ。AIを使った楽曲制作は自身初。長い年月を経ても挑戦をやめない、ユーミンらしいバイタリティーで、広い世代に音楽を届けた。

 50周年の今年は、多くのバラエティー番組に出演した。10月放送の日本テレビ系「行列のできる相談所2時間SP」では、好きな曲を聞かれ「どの曲もわが子のようなものなので」と返答。曲作りを「脳のお産という感じ」と表現するなど、含蓄のある言葉で感心させていた。今年も数々の名曲を“出産”。世界で大流行している80年代シティポップな曲調に乗せて、2人のユーミンが調和した。

 続いて松任谷は単独で「卒業写真」をサプライズ披露。ファンを公言するあみみょんらの前で名曲を力強く歌い上げた。そして同じくデビュー50周年を迎えた郷ひろみに「60周年もここでお会いしたいですね」と声をかけた。

 73回目を迎えた今年の紅白は、改修工事を終えたNHKホールで2年ぶりに開催。同所での有観客での開催は、3年ぶりとなった。司会は大泉洋(3年連続)と橋本環奈(初)桑子真帆アナウンサー(2年ぶり4度目)。スペシャルナビゲーターとして「嵐」の櫻井翔も参加した。

 ゲスト審査員は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。

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2022年12月31日のニュース