山口真由氏「多くの人が目撃していなかったとしても成立する判例はある」香嵐渓で動画投稿目的の露出に

[ 2022年7月7日 16:47 ]

山口真由氏

 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が7日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。紅葉の名所として知られる愛知県豊田市の「香嵐渓」で下半身を露出するなどしたとして公然わいせつの疑いで逮捕されたカップルについて言及した。

 愛知県警は今月4日、公然わいせつの疑いで、名古屋市の飲食店経営の吉野隆賢(38)と、同店員の山本結菜(22)の両容疑者を逮捕した。逮捕容疑は共謀して、紅葉シーズンの昨年11月中旬ごろ、香嵐渓で下半身を露出するなどした疑い。

 足助署によると、吉野容疑者は約1年前から、撮影した動画を海外サイトに投稿し、広告収入などで月250万円ほどの収入があったとみられる。

 山口氏は「公然わいせつとわいせつ物の頒布、両方が成立していると思うんですけど、わいせつ物の頒布については結果と行為の一部が国内で行われることが条件となっていて、そういう意味で海外のサーバーにアップロードされたのはどうなんだと。もちろんそれでも国内でわいせつ物頒布の裁判例はありますが、まずは公然わいせつ(容疑)で逮捕。これから捜査を進めていくことになる」と説明した。

 そして「公然わいせつは公然、公の場で性的な興奮、性的な羞恥心、善良な風俗に影響のあるような行為をするっていうことで、全裸になったのでわいせつですね。公然性の定義は難しいですけども不特定かつ多数というのがポイントで、ただ、そうはいっても不特定の人が見うる環境であれば、実際に多くの人が目撃していなかったとしても公然わいせつ罪が成立するという判例はあります」とした。

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2022年7月7日のニュース