山田孝之「人間の美しさ、醜さ伝わる作品。僕は醜い側」地域活性化映画、奈良で撮影中

[ 2022年6月17日 21:56 ]

奈良市内で会見した山田孝之
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 俳優山田孝之(38)が17日、奈良市内で会見し、竹野内豊(51)とのダブル主演映画「唄う六人の女」(監督石橋義正、2023年公開予定)の記者発表会を開いた。

 これまでも、映画「ゾッキ」「デイアンドナイト」など自治体や民間団体との映画製作を通じて地域活性化プロジェクトに取り組んできた山田。本作でも共同プロデューサーを務め、地域と連携すべく奈良県内を中心に京都、大阪で撮影している。会見では、その取り組みや、本作について語った。

 山田は、ともに映画作りをする地域の人々について「昔の文化祭をやってるようだとワクワクされる」と話し、「たかだかひとつの映画ですけど、人のつながりが新たにできたり、再確認できるのはステキなこと」と取り組みを続ける理由を説明。奈良での撮影では「昔からの歴史、文化が残ってる場所を見て、肌で感じられる」と語った。

 本作は、車の事故で美しい村に迷い込んだ2人の性格が正反対の男が主人公。村に住む奇妙な美女6人に監禁され、翻弄(ほんろう)される姿を描く。山田は女性陣について「どういう方がどういう役を演じるのかにも今後注目して」とし、「奈良、ひいては地球で生活する人間の美しさ、醜さ、動植物の尊さも伝わるはず。自然と共生する人間が忘れていることを見直すことが今は全人類に必要」と語った。

 自身の役については「僕は醜い側をやってるので…」と笑いながらも「きっとステキな映画になる。僕ももうちょっと芝居を頑張りたい。そしてここにまた戻って来て、皆さんに“お帰り”と言ってもらえたら」と期待した。 

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