ムロツヨシ「親父のせいで親戚の家が破産状態」、父親への思いを赤裸々告白「幸せを願っています」

[ 2022年6月17日 22:51 ]

ムロツヨシ
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 俳優のムロツヨシ(46)が17日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)に出演し、自身の父親への思いを赤裸々に語った。

 幼いころに両親が離婚し「親戚の皆さん」に育ててもらったというムロ。役者を目指したきっかけを問われると、大学に入学した翌月に舞台「陽だまりの樹」を観て、「僕もあっち(演じる)側に行きたい」と感じたことを挙げた。舞台以降、2カ月間毎日、大学前のファストフード店で「大学を辞めて役者になっていいのか」と悩んだ末に、中退した。そのころは「経済的な問題も家庭で出てきた」「家庭が一気に解散、壊れ始めていた時」だったといい、「好きなこと(役者)やって生きる姿を見せたいと思ったんです」と、当時の自らの心境を話した。

 家庭の解散と“崩壊”。原因は親戚と父の間で起こった「お金のトラブル」だった。ムロは「親父が聞いていたら悲しんでしまうかもしれないけども」と前置きした上で、「親父のせいで親戚の家が破産状態になったんですよ。親父にも事情があるとは思う。本人たちは何も事情を説明したがらない」と打ち明けた。トラブルを目の当たりにし「僕も好きなことをやって生きて、その姿を絶対見せてやるって。(役者になるという)意地は強かったかもしれない」と振り返った。

 父とは、ムロが21歳のときから会っていない。「親父は好きなことをやって、(父が交際する)女性が変わっていく姿を見て、逆に楽しそうだなって思ったんですよ」と告白し、「(父とは)お互い好きなように生きよう」と約束したことを明かした。3年前、父からかかってきた電話に触れ「10何年ぶりに聞いた声が高かったことにビックリしました」。現在は「新しい方とご結婚されていた」と伝え、「入籍の日がクリスマスで。ロマンチストかよ、いい歳こいてお前は」と笑いながらツッコんだ。

 「5歳から」対面していない母とは「3、4年前」に再会した。父と会うのはためらっているそうだ。「本当に恨んでいない。もしこれを見ていたら楽しくやっていてほしいなと思います」とメッセージを送り、「本当に幸せを願っていますよ、(父と)飲んで仲良くなっちゃうのも違うか。好きなことをやっていてほしい」と話していた。

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2022年6月17日のニュース