おぎやはぎ 元アナウンサーの升田尚宏氏の急死に沈痛「あの声が聞きたかったんだよ俺らは」

[ 2022年6月17日 03:16 ]

「おぎやはぎ」の小木博明(左)と矢作兼
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 お笑いコンビ「おぎやはぎ」が16日深夜、TBSラジオ「JUNK おぎやはぎのめがねびいき」(木曜深夜1・00)に出演。今月9日に急死したTBS社員で元アナウンサーの升田尚宏(ますだ・なおひろ)さん(享年55)との思い出を語った。

 番組の終盤、矢作兼(50)が「普段ですと批評の時間で…リスナーの皆さんに伝えておかないといけないことがあります。もう知っている方も多いと思うんですが、ずっと『おぎやはぎ批評』をやってくれていたTBSの升田さんが先週お亡くなりになりました。ちょうど先週、報告があったんですけど、あまり詳しくわからなかったので、あまり言うのもちょっとあれかなと思って…先週は言わなかったんですけど、びっくりしてね…。もう長いこと、このめがねびいきで…2006年10月6日の放送初回から、升田さんに担当していただいて…アナウンス部から途中異動になっちゃったにもかかわらず…ハイブリッドサラリーマンとして批評をやってくれて」と話すと、小木博明(50)も「この企画が一番だもんね。は~~~」と深くため息をついた。

 同番組は06年10月6日から放送を開始し、升田さんは、同番組内の「週刊おぎやはぎ批評」というコーナーのナレーションを担当していた。17年にアナウンスセンターを離れたため番組も“卒業”したが、ファンからの声もあり、19年に番組に異例の復帰をしていた。

 亡くなった日の前日の8日に録音された升田さんのコーナーはまだ放送されておらず、リスナーからぜひ放送してほしいとのメールを読むと小木も「我々も聞いていないんだよね。本当に亡くなられる直前、前の日の夜に録音されたんですよね…お家に帰って、次の日の朝に亡くなられちゃったんです。お茶目でかわいいおじさんだったんだよなあ」としのび、矢作も「周波数次第でラジオ、升田さんに聞こえるのかなあ、天国で。本当に参りました。いろいろ思い出ありますね」と語り「あのコーナーが盛り上がるためにいろいろ間違えていたんだけどな。あの声が聞きたかったんだよ俺らは升田さんの」と語った。さらに追悼コーナーをリクエストされると「あの軽快な声を聞くと悲しくなっちゃうし…。うまいんだよなあ。面白く話すんだよね」としみじみと語り、何度もため息をついていた。

 升田さんは日大卒業後の1989年、NHKに入局。5年間勤務した後、94年にTBSに中途入社した。スポーツ中継を中心に活躍したほか、報道局にも在籍。2001年の米中枢同時テロ後には、パキスタンのイスラマバード支局に特派員として派遣された。関係者によると、9日朝に自宅で倒れ、帰らぬ人となったという。

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