原田龍二　再出発支えたMXは「聖母マリアのような存在」　MCの誇り「民放見るんだったら、MX見る」

TOKYO　MX「バラいろダンディ」のMCを務める原田龍二
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　“バラダン”ことTOKYO　MXの夜の情報番組「バラいろダンディ」（月～金曜後8・30）が17日、放送2030回を迎える。番組開始8年目を迎えた今年4月に初めて放送時間を繰り上げし、20時30分スタートとなった同番組。MCを務めるふかわりょう（47）、原田龍二（51）がインタビューに応じ、番組への思いを打ち明けた。

　「“東京に住む40代以上のお父さん”に向けて、年を重ねても健康で、色気ある、おしゃれでカッコいい男性になるための情報を伝える」をコンセプトに、ダンディな大人が知っておくべき世の中の話題について議論する同番組。知るべき時事ニュースから「心」のためになるコラムまで、洗練されたオトナたちが議論する。

　金曜MCを務める原田は、月～木曜を担当するふかわ担当の放送も時間が合えばチェックするという。「やっぱり、好きな番組ですからね。自分がやってなくても見たいなと思わせてくれる番組」と、いちファンとして番組を楽しんでいる。

　さらに「キー局を見るんだったら、MX見る」と誇りを持つ。「だってどのチャンネルも同じことやってるわけですから、それならMXを見ます。そこは僕もMCをやらせていただいていて、胸が張れるところかな」と番組のクオリティーへの自信をのぞかせた。

　90年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリを受賞して以降、芸能界デビューしドラマ。映画、CMなど幅広く二枚目俳優として活躍している。まさに“ダンディーな大人”というイメージが伴う二枚目俳優だが、原田自身はダンディさについて「全く意識していない」という。「逆に、僕がダンディを念頭にやってた方が気持ち悪いと思うんですよ。うん。ダンディの定義がいまひとつ分からずにやっています」と打ち明けた。

　19年に「4WD不倫」で世間を騒がせたが、謝罪会見ですべての質問に真摯に答え、そこから再出発を図った。番組内でもいじりは健在で、タブーを恐れず向き合う姿勢は視聴者から好感を得ている。同番組の前にMCを務めていた「5時に夢中！」では、騒動発覚直後の生放送で自身の原稿を読み上げる“苦行”を成し遂げ、同番組の歴代最高視聴率を記録。社長賞を受賞した。原田にとってMXは「僕でも受け入れてくださるという意味で言うと、聖母マリアのような存在」という。

　原田にとって大切な存在となっているバラダンを今後どう展開させていくのか。「あんまりダンディを意識しない…多分誰もしてないと思うんですが（笑い）。意識しない方がいい。これからもずっと意識しないというのがテーマであるべきかなとは思います」と、コンセプトにとらわれず、“売り”であるゆるさを今後も大切にしていきたいと、冗談めかしながらも確かな思いをかみしめていた。