GACKT「すっぴん」で公の場「ファンに歌声をお届けする日も近い」

[ 2022年6月17日 19:38 ]

再生医療福祉支援基金発起発表で発会に寄付を行ったGACKTは感謝状を受ける(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 重度の発声障害のため、昨年9月から活動を休止していた歌手のGACKT(48)が17日、大阪国際会議場(大阪市北区)で開催された「再生医療福祉支援基金 発起プロジェクト」の発表会見に出席。復帰後初めて公の場に姿を見せた。

 黒のジャケットにタイトな黒のパンツ姿で登場したGACKT。「長い間療養させていただき、やっと皆さんの前に顔を出せるまでになりました。完全に治ったわけではありませんが、ここまで回復することができました」としっかりした声で語り始めた。

 GACKTは昨年8月に体調不良を訴えた後、容体急変。海外で治療を始めたが、「指の間から髪の毛が落ちるほどどんどん抜けていって、肌も象のようになった。もう戻れないのかという気持ちになった」となかなか回復の兆しが見えなかった。

 その時にドバイの知人から紹介されたのが九州の再生医療センター。「自己幹細胞から自己免疫を高めていく治療がボクの体に合った」と半年間の再生医療で劇的な回復を見せ、「きょうはすっぴんです。肌を出せるまでになりました」とサングラスの下は素肌で元気な姿を見せた。

 同病院のホームページによると病名は「自己免疫の異常による免疫低下に伴う肝機能障害並びに呼吸機能低下、免疫低下による全身皮膚炎及び脱毛症、上記に伴う発熱及び疼痛、並びに生体機能の低下」。再生治療には高額の医療費がかかるという。「多くの方たちの助けになるように。まだまだ自己負担が高額な治療。サポートする家族も非常につらい、しんどい思いをしてる」と身を持って体験し、基金に協力することを決めた。かねてから交流のある大相撲の間垣親方(元横綱・白鵬)、大島親方(元関脇・旭天鵬)らも賛同して、一緒に壇上に上がった。

 この日は自身の病状の説明、回復への道のりを説明するにとどまり「7月4日の誕生日に配信を予定しています」とファンへメッセージを贈ることを発表。「まだ完全に回復したわけではないけど、ステージの上でファンに歌声をお届けする日も近いと思います」と自身も完全復活を心待ちにしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月17日のニュース