中日・柳 無念…7回途中4失点降板 117球報われず、今季7戦目も勝利投手の権利なし

[ 2023年5月18日 20:12 ]

セ・リーグ   中日―阪神 ( 2023年5月18日    バンテリンD )

2回、近本に適時打を打たれ、ガックリの柳(右は高校の後輩・伊藤将)(撮影・椎名 航)
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 中日の柳裕也投手(29)が18日の阪神戦に先発し、7回途中で降板。この日も勝利投手の権利なく、無念のマウンドとなった。

 初回に早々とつかまった。2死満塁からミエセスに三塁線を破る走者一掃の3点適時二塁打。さらに2回にも近本に適時二塁打を浴びて、1点を追加された。

 3回にはバットで自らを鼓舞する。横浜高校の後輩でもある伊藤将から、左翼フェンス上部に直撃する打球で、チーム初安打となる二塁打。だが、得点に結びつかず、援護はようやく6回。石川昂の適時打だけで、1点どまりとなった。

 柳は7回、大山に四球を与え、2死一、三塁となったところで降板。後続は2番手・福が抑え、柳は117球で8安打4失点となった。

 苦闘のシーズン序盤だ。ここまで6試合に登板しているが、0勝3敗と未勝利。防御率2・21は、規定投球回未到達ながらもリーグ3位に相当する好成績だが、白星とは縁がない。

 前日に好投した涌井も、今季4度目となるクオリティスタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成しながら1勝5敗。柳はQS達成とはいかなかったが、打線の援護がなく、またも初勝利はお預けとなった。

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