青学大・安藤監督“後輩たち”と成し遂げた悲願の1部優勝「積み上げてきたものを一番良い結果で出せた」

[ 2023年5月18日 05:00 ]

東都大学野球・第4週第3日   青学大10-1国学院大 ( 2023年5月17日    神宮 )

青学大ナインに胴上げされる安藤監督(撮影・藤山 由理)
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 青学大の安藤監督は19年の就任から5年目で悲願の1部優勝を果たした。20年秋に2部で優勝し、翌春から1部昇格。胴上げで神宮の宙を舞い喜びをかみしめた。

 「積み上げてきたものを一番良い結果で出せた。学生がマウンドに集まる姿は感慨深かったし、17年ぶりでよくこじ開けてくれた。とにかくうれしい」

 熱血漢の河原井前監督と対照的なスタイル。柔和な笑顔がトレードマークの指揮官は、選手のことは親しみを込めて「後輩たち」と呼ぶ。中島主将が「やりやすいようにプレーさせてもらっている」と感謝したように、垣根を取り払い、潜在能力を引き出した。

 岡山県出身の指揮官は内野手、捕手としてプレー。青学大3年時から20年間は、青山学院高等部の野球部監督を務めた。選手としての実績はないが、「受けた以上はやると、絶対に後輩たちと一緒に正解にしたいと思ってスタートした」と大役を引き受けた。

 在学時、2度の全日本選手権優勝を経験した。「一つ一つ積み重ねれば結果はおのずとついてくる」と今度は監督として頂点を狙う。

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