DeNA宮崎育てたSUNホールディングス奈良・黒川監督　今秋の日本選手権は「出るからには勝ちたい」

サンホールディングス奈良の選手たち

　今季から日本野球連盟に加盟したSUNホールディングス奈良が、今秋の日本選手権での進撃を目標に練習に明け暮れている。

　「順調に一歩ずつ前に進んでいます。オープン戦でもそれなりの戦いができていると思います」

　チームを率いる黒川洋行監督は、明るい表情で言葉をつないだ。奈良市内のグラウンドが活動拠点。24人の部員に対しては「守りからリズムをつくっていく」スタイルを浸透させている。自身もミキハウスで内野手として活躍し、セガサミーでは7年間にわたりコーチを経験。セ・リーグの首位打者争いを独走しているDeNA・宮崎らを育て上げた。

　「甘くはないことは十分に分かっていますが、予選にただ出場するだけではダメ。無駄な失点を防ぐことを徹底して、出るからには勝ちたいと思っています」

　百戦錬磨の指揮官は言葉に力を込めた。