巨人・広岡とオリックス・鈴木 電撃トレード 防御率12球団ワーストの巨人、課題の救援陣に光

[ 2023年5月18日 05:30 ]

トレードが決まった広岡大志(左)と鈴木康平
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 巨人・広岡大志内野手(26)とオリックス・鈴木康平投手(28)の交換トレードが17日、成立し両球団から発表された。

 巨人は開幕から投手陣が安定せず、38試合を消化した同日時点で防御率は12球団ワーストの4.30。特に8回の失点数がイニング別で最多の「27」もあり、終盤の救援陣の整備が課題となっていた。

 鈴木は21年に自己最多の34試合で防御率3.03の成績を残し、チームのリーグ優勝に貢献した。今季は1軍登板はないが、救援陣の補強が急務だった巨人から白羽の矢が立った。背番号が32に決まった鈴木は「新天地で活躍している姿を見ていただけることが恩返しになると思いますので、今まで以上に頑張っていきたい」とコメントした。

 巻き返しに向けた緊急トレード。原監督は「経験豊富な投手ですし、力もある。リリーフの先頭に立ってやってもらえれば。両者にとっていいトレードになるといいなと思います」と期待を寄せた。

 なお、今季の開幕以降では初のトレード成立となった。

 ▼巨人・広岡 ジャイアンツでプレーできたことを誇りに思い、これからの野球人生にしっかり生かせるよう頑張ります。

 ◇広岡 大志(ひろおか・たいし)1997年(平9)4月9日生まれ、大阪府出身の26歳。奈良・智弁学園では2年春夏に甲子園出場。15年ドラフト2位でヤクルト入団。16年9月29日のDeNA戦で1軍初出場し、初打席初アーチを記録。19年に自身初の2桁本塁打。21年3月にトレードで巨人移籍。1メートル83、81キロ。右投げ右打ち。

 ◇鈴木 康平(すずき・こうへい)1994年(平6)1月21日生まれ、千葉県出身の29歳。千葉明徳から国際武道大に進み、日立製作所を経て17年ドラフト2位でオリックス入団。19年5月18日の西武戦でプロ初勝利。チーム内に読みが同じ「鈴木昂平」がいたため、T―岡田方式の「K―鈴木」として昨季まで登録。今季から本名に戻した。1メートル86、92キロ。右投げ右打ち。

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