阪神・森下 2戦連発3安打5打点「なんとか上で」2軍戦視察岡田監督の前で、自慢の長打力猛アピール

[ 2023年5月18日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神13―5中日 ( 2023年5月17日    ナゴヤ )

<ウエスタン 中・神>2回、森下は3ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 黄金新人のバットが連日の火を噴いた。阪神のドラフト1位・森下が、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)の2回に2試合連発となる2号3ランを放つなど、ともに自己最多となる3安打5打点の大暴れ。視察に訪れた岡田監督の前での一発に、発する言葉も熱を帯びた。

 「一つのアピールになると思うので。今日だけじゃなくてこれからの試合でも打って、なんとか上で戦えるような状態にしたい」

 本来の打撃を取り戻しつつある。まずは初回1死一、二塁で松木平の144キロ直球を左中間へ先制2点適時二塁打。チーム14安打13得点の口火を切ると、続く2回2死一、二塁の2打席目で最大の持ち味がさく裂した。外角高めの141キロ直球を逆方向の右中間スタンドへ。「逆方向の長打力というのは、もともと自信がある。それがあまり出ていなくて結果も残らないことが多かった。ああいう長打が出ることによって、またいい方向に進むかなと思っています」と手応えをにじませた。

 躍動を見届けた指揮官は「だいぶ、ようなってきたな。また(状態が)戻ってきたな」と目を細めた半面、近日中の昇格については「そんなん何人も上がられん」と慎重な姿勢を崩さず。さらなるアピールを見据える背番号1は「凡打の内容とかにもこだわって、自分の形でしっかり振れるように」と息巻いた。(阪井 日向)

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