王貞治氏 「法隆寺金堂壁画」保存活用支援のお茶会に参加 「多くの人に知ってもらえれば」

[ 2023年5月18日 13:51 ]

法隆寺から貸し出された展示品を見つめる王貞治氏(左)と都倉文化庁長官
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 文化財保護法の制定のきっかけとなった「法隆寺金堂壁画」の保存活用を支援するため、東京美術倶楽部が主催して寄付を募る「お茶会」が18日、都内で開催された。王貞治ソフトバンク球団会長、都倉俊一文化庁長官が出席。王会長は法隆寺を訪れた際に壁画の修復の必要性を知ったことがきっかけで同活動に参加した。

 「我々の年代のものからしたら“(柿くへば)鐘が鳴るなり法隆寺”」と正岡子規の俳句を例に挙げて法隆寺が特別な場所であることを強調。「多くの人に知ってもらえれば。少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思っている」と意義を強調した。

 今回の「支援茶会」では、法隆寺が金堂壁画の貸し出しを行った。法隆寺の文化財の貸し出しについてはこれまで持ち出しを許可しておらず、本邦初の試みとなった。王会長は「これだけ歴史がある。多くの方がこれをつなげていくために努力してきた。人の手を借りないと引き継いでいくことができない」と語った。

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