巨人・原監督「見事な4、5番でした」9回の岡本和と中田を称賛「あとは3番バッターがもうちょっとね…」

[ 2023年4月29日 22:54 ]

セ・リーグ   巨人4―3広島 ( 2023年4月29日    東京D )

<巨・広>中田翔と秋広はファンと喜び合い勝利のハイタッチ(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人は2―3の9回に中田翔内野手(34)がサヨナラ2ランを放ち劇的な連勝を飾った。巨人にとっては今季初のサヨナラ勝利となった。7回には秋広優人内野手(20)が3年目にして待望のプロ1号ソロを放った。

 劇的な幕切れに、さすがの原辰徳監督(64)も「いやいや、まあ幾度か見ておりますが、やっぱりいつも興奮ですね。やっぱりああいうことがね、真剣勝負の中であるというのがね、この勝負、野球の面白さであり、すごさだと思いますね」と興奮気味に語った。

 9回の打席に立ち前に、弟子の秋広に「手本見せてやるから、見とけよ!」と言った“予告サヨナラ弾”を現実のものにした5番・中田の6号逆転サヨナラ2ラン。1球で仕留めた中田の打撃について「まあ、このところタイミングの取り方で非常にいい間合いの中で打てるようになってきて、久しぶりに長打が出たというのが非常に良かったし、ウチのクリーンアップですので、あとは3番バッターがもうちょっとね、率が。誰ということではなくてね。まあ、そこに誰かが役割を果たしてくれるといいなあと思っていますが。見事な4番、5番でした」と称えた。

 「もうこの上ない勝利だと思います」と手放しで喜んだ原監督は、中田の前に粘って四球を選んだ4番・岡本和についても「「そうですね。4番、5番、ホームランというものを警戒するバッターにならないとね。相手ピッチャーも針の糸を通すようなところに投げたいと思わせるバッターがいいバッターですよね」と独特の言葉で語った。

 「いやいや指導っていうか、まあ肩を組みながら野球談議をしてる(笑い)」。自ら指導し、コミュニケーションを密に取って来た中田の“恩返しの一発”に、原監督も笑顔がこぼれた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年4月29日のニュース