Rソックス・吉田 不振に陥った原因は「右肩が入り過ぎていた」完全復活を遂げた打開策とは

[ 2023年4月29日 18:30 ]

レッドソックス・吉田正尚(AP)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を果たした野球日本代表「侍ジャパン」の主砲・吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が29日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。打率.167まで落ち込んだ不振の時期について語った。

 吉田はメジャー1号を放った後、42打席でわずか3安打と絶不調に陥ったことについて「常に夜もモヤモヤして考えて…映像見て“何でだろう?”って。開き直って…開き直りたい時もあったんですけど、開き直ったとしても結局その場しのぎになってしまうので、投げやりになりそうだったんですけど、そこはじっと我慢して。何とか今やるべきことをって日々トライしてました」と苦悩を語った。

 不振の原因については「右肩が入りすぎていた部分が少し大きかったので、入っているということはここから開くしかないので。体は開いているんですけどバットが出てこないという…その悪循環がずっと続いていて」と自己分析した。

 吉田はその打開策について「ボールに対して肩がこう(捕手側に)入ってしまっていたので、少し顎とピッチャーを合わせて、(体を開いて)両目で見るという感じです」と語った。また「このちょっとしたズレがなかなかバッティングって難しくて。悪くてもヒット出る時は出るし、だけどある程度打つには、確率上げるにはちゃんとしたメカニックというか、確率上げる方法があると僕は思っているので」と、WBC最多打点記録を叩き出した男がバッティングへのこだわりを明かした。

 吉田はフォーム修正後、24日のブルワーズ戦で日本人初の1イニング2本の本塁打を放つなど、完全復活を遂げた。

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