栗山英樹監督 ダルビッシュへの“口説き文句”明かす「本当にダルビッシュジャパンだった」

[ 2023年4月29日 16:31 ]

侍ジャパンの栗山英樹監督
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に導いた侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が、29日放送のニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土曜後1・00)にゲスト出演し、ダルビッシュ有投手(36=パドレス)の代表入りを実現させた口説き文句を明かした。

 ダルビッシュは2月のキャンプインからチームに合流。若手投手陣と積極的にコミュニケーションを取ったり、選手たちを何度も食事会に連れて行って決起集会を開くなど、精神的支柱として優勝に大きく貢献した。栗山監督は「相当ダルもお金使ってくれたと思います」とジョークをまじえながらも、「実は(自分では)1回も集めなかったです、選手全員を」と告白。「選手同士で仲良くなるのが一番いいじゃないですか?本当にダルとかうまくやってくれていたので、何かあったら言ってくれとは話をしていました」と、選手たちの意思に任せていたことを明かした。

 ダルビッシュに代表入りの打診をしたのは、昨夏だったという。「もともと8月にダルのところに行って、“とにかくジャパンに来てくれ”とお願いした時に、“勝ち負けもあるんだけど、僕が選手だったら、ダルがやっているやり方、トレーニング、食事、技術、それを知りたいと思う。それが日本の野球の歴史に必ずつながるので、そのために来てくれないか”と、相当訴えたんですよね」。その熱意に心を動かされたのか、ダルビッシュは代表入りを承諾。栗山監督は「本当にダルが来てくれて、自分から若い選手に“どうやって投げてるの?”って聞いてくれてるんですよ。しゃべるんじゃなくて、聞くというのが。それでチームが一つになったんで、本当に“ダルビッシュジャパン”だったです」と、感謝は尽きない様子だった。

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2023年4月29日のニュース