松井秀喜氏 大谷が移籍した場合も二刀流を「やっぱり見てみたい」

[ 2023年4月29日 02:30 ]

講演会場近くにある縁日コーナーで射的を楽しんだ松井秀喜氏(左)(撮影・西海健太郎)
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 巨人、ヤンキースなどで活躍し、日米通算507本塁打した松井秀喜氏(48=ヤ軍GM特別アドバイザー)が28日、今季終了後にFAになるエンゼルス・大谷の去就について語った。「個人的な意見」として「見る方としては、やっぱり見てみたい」と移籍した場合にも二刀流を続けることを期待した。

 都内での「第123回日本外科学会定期学術集会」で特別講演に登壇。約1500人の外科医や医療関係者らを前に、元ヤ軍広報の江戸川大教授・広岡勲氏とトークした。大谷には「行きたいチームに望む条件で行けるだろうし、望む環境をつくれる」と展望しつつ、二刀流継続は「健康状態の不安を持つチームもあるかもしれない。どこまで許してもらえるか」と分析した。講演後、ヤ軍のユニホームが似合うか問われ「彼はハンサムだしスタイルもいいからどんなユニホームでも似合う。私は似合うユニホームは、かなり限られている」とジョークを交えて話した。

 今後の球界発展に向けて願うのは、さらなる二刀流選手の出現。斎藤雅樹、桑田真澄両氏ら巨人の先輩投手の名前を挙げて「両方できる選手も(過去に)いたと思う。そういう発想が誰もなかった。野球界の歴史の中でも、ある意味では怠慢だったんじゃないのかなと思うんですけどね」と私見を述べた。その上で「彼(大谷)がそういう道をつくった。両方いける選手が出てくるんじゃないかな」と大谷に続く存在を待ち望んでいた。 (大林 幹雄)

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2023年4月29日のニュース