エース石橋、公式戦初完投 横浜隼人ベスト4 次戦は慶応と対戦

[ 2023年4月29日 16:02 ]

春季高校野球神奈川県大会準々決勝   横浜隼人8―1立花学園 ( 2023年4月29日    サーティーフォー保土ケ谷 )

<立花学園・横浜隼人>1失点完投した横浜隼人の石橋(撮影・村井 樹)
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 立ち直ったエースがチームをベスト4へ導いた。7回8安打1失点で公式戦初完投したのが、横浜隼人の左腕・石橋飛和投手(3年)。初めて公式戦を一人で投げ抜き「最後のアウトを取れたことはうれしかった」と思わず笑みがこぼれた。

 2回までに6安打を許したが、配球を変えた3回以降は別人のような投球を披露した。「ストレートが狙われている感じがあったので」と、3回からはカーブを多投。「遅い球で体を前に出させて速い球で打ち取った」と、直球主体から変化球主体の投球に変え、6回まで3回連続で三者凡退に打ち取り流れを引き寄せた。

 7点差で迎えた7回は1死から連打を浴び、一、二塁とされたが「力まず投げることができた」。最後は二直併殺で締め、仲間とハイタッチを交わした。

 次戦は準々決勝で3本塁打を放つなど、強打でベスト4まで勝ち上がった今春選抜出場の慶応。強敵相手となるが「相手のことはあまり考えず、自分の投球ができれば」と石橋。今チームでは初めて立つ準決勝の舞台を「ここまでは野手に助けてもらっているので次は自分が助けたい」と、力強く見据えた。(村井 樹)

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2023年4月29日のニュース