楽天が連敗3で止めた!鈴木大V1号、島内10年ぶり2度目ランニング本塁打、フランコ3号 藤平2勝目

[ 2023年4月29日 17:19 ]

パ・リーグ   楽天8―2西武 ( 2023年4月29日    ベルーナD )

<西・楽>3回、島内に適時二塁打で生還した太田(左)と小深田を迎える石井監督ら楽天ベンチ(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天が連敗を3で止めた。島内宏明外野手(33)が西武戦(ベルーナドーム)の7回にランニング本塁打を放つなど4打数2安打の活躍。投げては先発の藤平尚真投手(24)が序盤からの援護を生かし5回0/3を2失点と粘りの投球で今季2勝目を挙げた。

  先発の藤平が初回1死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、2回まで両軍無得点の展開。試合を動かしたのは鈴木大だった。3回先頭の小郷が右飛に倒れ1死無走者で打席に立った鈴木大は、相手先発右腕の高橋光成が7球目に投じた145キロやや甘めに入ったフォークを見逃さなかった。完璧に捉えた打球は右翼席に飛び込む今季1号ソロ。鈴木大の一撃で波に乗った。続く9番・太田が三塁失策で出塁すると、1番・山崎三振後に小深田、浅村が連続で四球を選ぶ。2死満塁で4番・島内が高橋光のスライダーをうまく捉え、左翼線を破る2点適時二塁打を放ち、この回3点を奪った。鈴木大は試合前まで高橋光に通算打率.318、島内も同.333と“キラー”ぶりを発揮した。

 4回にも鈴木大の左越え二塁打を口火に山崎、小深田に連続適時打が生まれ2点を加点した。

 5―2と3点リードの7回には先頭の3番・浅村が遊ゴロに倒れた後に打席に立った4番・島内は、西武5番手の張奕の150キロ直球を逆らわずに逆方向に飛ばすと打球はぐんぐん伸びて、この回にセンターから左翼に就いたペイトンの頭上を越えた。着地時に右足をくじいた形となったペイトンが立ち上がれずにいると、島内は一気に生還。今季2号、通算100号に王手をかける一打は自身10年ぶり2度目となるランニング本塁打となった。今季は25日にDeNAの関根大気がヤクルト戦(横浜)で記録して以来2度目。この回にはフランコにも2ランが飛び出した。

 投げては藤平が5回途中で100球を投げ2失点。バトンを受けた伊藤、内、西口、安楽が無失点リレーで失点は藤平が中村に許した2ランだけ。連敗を3で止め今季8勝目を挙げた。

 <10年ぶり2度目>島内は2013年7月7日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の9回に星野から自身初となるランニング本塁打を記録している。

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