松井秀喜氏がジャイアンツ球場で野球教室 小学生の5打席連続敬遠の質問に驚き

[ 2023年4月29日 14:48 ]

<松井秀喜氏・野球教室>笑顔で打撃投手を務める松井秀喜氏(撮影・村上 大輔)
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 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(48=ヤ軍GM特別アドバイザー)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で野球教室を行った。自身がプロの第一歩を踏み出した同球場に「18歳だった自分を思い出す」と笑顔。参加した小学生35人全員の打撃投手を務めるなど交流。「みんな少しでも上手になりたい意欲が凄いああったし、元気いっぱいだった。来てくださったみなさんにとっていい1日になって、また新たに頑張ろうという気持ちになったのであればうれしい」と振り返った。

 質問コーナーも行われ、「速いボールの時こそ、ボールをよく見て、リラックスして振ること」、「人それぞれに良い練習があるはず。自分に合う練習を見つけて」と丁寧にアドバイス。「5打席連続敬遠された時の気持ちは」というまさかの質問には「30年も前のことをよく知ってるね」と驚きつつも「負けた時は悔しかったけど、5打席連続で敬遠されたバッターということを証明したいと思って、自分のパワーになった」と話した。

 硬式球を木製バットで打つデモンストレーションも披露。19スイング目で柵越えを放ち「一本打つまでと頑張ってますけど、そろそろ怪しい。歳を実感しています」と苦笑いを浮かべた。サイン会も行われ、ヤンキースの55番のユニホームを持参した少年も。15年にNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」を設立し、野球界発展へ活動を続ける松井氏は「こうやって縁があって、一緒に時間を過ごした人たちが、このまま野球をもっと好きになってほしいし、新たな夢を持ってほしい。そういう気持ちでずっと教えています」と語った。

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