山本由伸 待望今季2勝目 首位ロッテに6回1失点6K力投、4月6日以来の白星 チームも連敗ストップ

[ 2023年4月29日 16:45 ]

パ・リーグ   オリックス3ー2ロッテ ( 2023年4月29日    京セラD )

<オ・ロ>力投する山本(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 オリックスの山本由伸投手(24)が今季4試合目の先発登板。6回1失点と力投し、今季初登板となった4月6日のソフトバンク戦以来の白星となる今季2勝目を挙げた。救援陣もリードを守り切って3-2でロッテを下し、連敗を2で止めた。

 初回、井上に中越え適時二塁打を浴びて先制点を献上。それでも2回は三者凡退と立ち直り、3回は一、三塁のピンチを背負いながら無失点でしのいだ。すると打線が直後の3回に9番・茶野から太田、宗の3連打で逆転に成功。

 援護を受け、4回以降も無失点。女房役・若月が盗塁を阻止するなどアシストもあり、6回を投げて3四球を出しながらも4安打6奪三振1失点にまとめて降板した。打線はその後、6回にシュウィンデルの犠飛で3点目を加えた。

 山本は今季ここまで3試合に登板して1勝2敗、防御率1・86。前回ロッテとの対戦は14日(ZOZOマリン)で、佐々木朗との侍対決に。白熱の投手戦で山本は6回1失点と力投。しかし、打線が佐々木朗らロッテ投手陣を打ちあぐねて0-2で敗れ、敗戦投手となっていた。その後、22日の西武戦(京セラD)で先発も7回1/3で11安打3失点。2戦連続で敗戦投手となり、今季2敗目を喫していた。

 ▼オリックス・中嶋聡監督 点差通りの苦しい展開だった。(山本は)まあいい方ではないと思うが…ゲーム中、いろいろ修正しながらやってると思うけど、なかなかスッキリ来てないんじゃないでしょうか。(7回に本田、8回に阿部を投入)最近では調子良い2人。点取られましたけど、攻めていけるだけいいと思います。(3回に円陣を組んだ)打撃コーチがしたので僕はわかりません。(あのあたりから逆方向への打撃が増え、逆転につながった)うん、どうでしょうね。最初の淡泊さ加減があまりにもひどかったので集めたと思うんですけどね。

 ▼オリックス・山本 相手は首位で勢いあるチーム。気持ちを入れてしっかり投げようと思っていた。初回から失点してしまったけどなんとか粘って投げようと。切り替えて投げられたのが良かった。(失点後の4、5番を抑えた)最少失点で抑えることはいつも大事にしているのでそこは良かった。四球で走者出したり反省点あったけど、無失点で粘るということに集中して投げた。(3回、太田、宗の連続適時打で逆転)早い段階で逆転してもらえたので、点差を守ろうと気を引き締めて投げた。全員が必死に戦っている。上位にいられているので、これからも全員で戦っていきます。

 ▼オリックス・宗 (3回攻撃前の円陣は?)ちょっとあんま聞いてなかったです…(適時打は)走者とか気にせず自分のスイングしようと。良い打撃ができたと思う。しっかりセンター返しを意識して、結果的にそういうヒットになって良かった。状態はまだまだ。こっからもっと上げていけるように練習していきたい。キャリアハイを目標にしているので先を考えず、1試合1試合を全力でやっていきたい。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月29日のニュース