ソフトB・近藤が凱旋先制打 移籍後初“北海道”で快音「大事な先制のチャンス。絶対に点をという思いで」

[ 2023年4月29日 05:03 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-3日本ハム ( 2023年4月28日    エスコンF )

初回、先制二塁打を放つ近藤(撮影・高橋 茂夫)
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 余韻のある滞空時間の長い大飛球で古巣へ「ただいま」と伝えた。昨季まで日本ハムに在籍したソフトバンク・近藤がエスコンフィールド北海道に初見参。すっかり鷹の主軸となった男は、初回1死二塁でカウント2―1から加藤貴のスライダーを強振。中堅のフェンス上部に当たる先制適時打を放った。

 「大事な先制のチャンス。絶対に点をという思いでした。しっかりと自分のスイングができたと思います」

 今季FAでソフトバンクに加入も3月21、22日の新球場でのオープン戦はWBCに臨む侍ジャパンの活動で不在だった。これが新球場での初出場となったが、初打席で初安打初打点。変わらない勝負強さに、昨季までの応援タオルを掲げるファンもうなっていた。

 この一打が効いたのだろう。3―3の延長10回1死二塁の場面は勝負を避けられる形の四球だった。それが柳田の特大弾を呼び込む。この日は先制適時打のみの1安打1打点だったが、4試合連続安打、3試合連続打点に加え勝利へつながる渋い仕事を果たした。

 侍ジャパンでは日本ハム入団時から指導された栗山監督のもと全7試合に出場し、世界一に貢献した。新天地でも休まず、開幕20試合に出場している。チームに欠かせない存在となった“コンちゃん”が、エスコンでスコーンと快打。そんな気配が、漂っている。

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