アスレチックス ラスベガスに新球場建設報道後、初の本拠地試合  地元ファンは球場に現れるか?

[ 2023年4月29日 08:20 ]

<エンゼルス・アスレチックス>アスレチックスの藤浪(撮影・会津 智海)
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 藤浪晋太郎選手(28)の所属するアスレチックスが28日(日本時間29日)、本拠地移転に向けてラスベガスの用地買収で合意したというニュースが流れて以来、初めてのホームゲーム(レッズ戦)となる。この試合を含め、今後19試合のうち13試合が本拠地での試合。しかし、アスレチックスの地元の2つのファングループ「オークランド・フォレバー」と「ルーテッド・イン・オークランド」は、レッズ戦の前に球場の外で抗議集会を開くと発表、参加者に抗議のプラカードと太鼓を持ってくるよう呼び掛けている。つらいのは選手たちだ。ベースボールアメリカ紙はトニー・ケンプ内野手に取材、ケンプは「選手は今の状況を分かっている。我々がすべきは、自分たちがコントロールできることでベストを尽くすこと。前向きな姿勢で球場に来て、集中して1試合1試合を戦う」と話している。

 今季アスレチックスはホームで12試合を戦い、平均観客数は1万1025人で30球団で最下位。チーム成績5勝21敗、得失点差-113はいずれもワーストで、シーズン31勝131敗ペースだ。成績が残せず、地元を去っていくことが決まったチームに対し、オークランドのファンはどんな態度を取るのか?マーク・コッツェイ監督は「選手はどの球場で試合をするかは心配していないと思う。頭にあるのは野球のこと、クラブハウスに来たら、勝つことに焦点を絞る。他のことはコントロールしようがない」と言う。ケンプは「願わくば球場にファンの人たちに来てもらいたい。結局はファンが一番大切。彼らが誇りに思ってくれるようなに良い試合を見せられれば」と話していた。

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