巨人・原監督 今季初のサヨナラ勝ちに「いやいや、まあ幾度か見ておりますが、やっぱりいつも興奮ですね」

[ 2023年4月29日 22:32 ]

セ・リーグ   巨人4―3広島 ( 2023年4月29日    東京D )

<巨・広>9回、サヨナラ勝ちを収め、ファンの声援に応える原監督 (撮影・西川 祐介)
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 巨人は2―3の9回に中田翔内野手(34)がサヨナラ2ランを放ち劇的な連勝を飾った。巨人にとっては今季初のサヨナラ勝利となった。

 劇的な幕切れに、さすがの原辰徳監督(64)も「いやいや、まあ幾度か見ておりますが、やっぱりいつも興奮ですね。やっぱりああいうことがね、真剣勝負の中であるというのがね、この勝負、野球の面白さであり、すごさだと思いますね」と興奮気味に語った。

 原監督とのやりとりは以下の通り。

 ――1球で仕留めた中田の打撃。

 「まあ、このところタイミングの取り方で非常にいい間合いの中で打てるようになってきて、久しぶりに長打が出たというのが非常に良かったし、ウチのクリーンアップですので、あとは3番バッターがもうちょっとね、率が。誰ということではなくてね。まあ、そこに誰かが役割を果たしてくれるといいなあと思っていますが。見事な4番、5番でした」

 ――グリフィンは早めの継投。

 「いやまあ早めの継投というかね、あそこまで投げてもらったというかね。今日は本来のピッチングという点においては少しかけ離れていたと思いますね」

 ――秋広にプロ初本塁打。

 「選球眼もいいですし、思い切りもいいですしね。今日のホームランというのがね、彼をこれから育てる、育っていく上において非常に大きなものになると思いますね」

 ――どんな期待を込めての2番起用。

 「選球眼がいいですし、率もいいというなかでまだまだ大きな可能性というものを秘めていますので、多く回る打順のところでやってもらおうということでした」

 ――いい勝ちに。

 「いやいや、もうこの上ない勝利だと思います」

 ――秋広は変化球を仕留めた価値。
 「その辺はよく分からないけど、甘いボールを打てているというのはいいと思いますね」

 ――振りながら粘れている。

 「そうですね。けっこうファウルにしたり、その辺はやっぱりバットの使い方が上手な人なんだろうなあというような。最後にバットのヘッドが遅れてくるというのがバッターとしては非常にいいバッターだと思いますので。その意味ではそのモノを持っている選手だというふうに思います」

 ――中田の前の岡本和の四球も執念を感じた。

 「そうですね。4番、5番、ホームランというものを警戒するバッターにならないとね。相手ピッチャーも針の糸を通すようなところに投げたいと思わせるバッターがいいバッターですよね」

 ――中田には監督自ら指導も。

 「いやいや指導っていうか、まあ肩を組みながら野球談議をしてる(笑い)」

 ――間合いの取り方とか。

 「そうですね。はい」

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