アスレチックス・藤浪晋太郎 1回を2安打3四球で2失点 2度目リリーフ登板は制球難で自滅…

[ 2023年4月29日 13:24 ]

インターリーグ   アスレチックスーレッズ ( 2023年4月28日    オークランド )

リリーフ登板したアスレチックス・藤浪(AP)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が28日(日本時間29日)、本拠地でのレッズ戦に5-8の8回1死二塁から3番手として登板。9回に無死から3連続四球を出すなど制球に苦しみ、1回2安打2失点で降板した。防御率は13・00。チームは今季12度目の2桁失点で敗れ、4連敗となった。

 登場は走者を得点圏に背負った場面。まずはステアをスプリットで空振り三振に仕留めたが、次打者・スティーブンソンの時に二走に三盗を許し、局面は2死三塁に。スティーブンソンが放った投手前、三塁寄りへのボテボテのゴロをダッシュ良くさばき、素手でつかみ上げて一塁に送球したが、間に合わず、三走が生還した。それでも2死一塁からフレーリーを97マイル(約156キロ)直球で遊ゴロ。この回は、これ以上の得点を許すことはなかった。

 落とし穴は9回だった。先頭のラモスから3連続四球。9番・バレロは遊撃手の好守で遊直としたが、1番・インディアの2球目をひっかけ、暴投で得点を許すと、インディアには4球目の97マイル直球を左前に運ばれ、2点目を失った。突然の乱調で相手に決定的な得点を与えた。藤浪はうつむき加減で、マウンドを降りるのみだった。

 リリーフ転向後初登板となった26日(同27日)エンゼルス戦では2回2安打1失点。同学年の大谷には安打を許したが、失点は味方の失策がらみだったため自責は付かず、三振も3つ奪うなど上々の内容だった。直球の最速は99・9マイル(約160・7キロ)を記録し、1四球と安定。「ある程度、ストレートでファウルをとったり、押し込めているので、そのあたりはきょうに関しては評価したい」と手応えを口にし、マーク・コッツェー監督も「グレートジョブ。ここから立ち直ることを期待している」と評価した投球内容だった。

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