阪神・佐藤輝 前夜の劇的弾の勢いそのまま!3打席連続打点「もっと打っていきたい」

[ 2022年5月29日 05:30 ]

交流戦   阪神6-2ロッテ ( 2022年5月28日    ZOZOマリン )

<ロ・神>初回、佐藤輝は中犠飛を放つ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 劇的弾の勢いそのままに、阪神・佐藤輝が主砲の役割を果たした。1点を先制してなおも無死二、三塁で迎えた初回。左腕・佐藤奨のカーブを中堅方向にはじき返す犠飛で2点目を奪った。

 「外野フライでも1点ですし、しっかり打球を上げていこうかと。それで乗っていけたのでよかった」

 チーム42イニングぶりの複数得点を叩き出すと、3点優勢の3回1死一塁では再び佐藤奨の初球カーブを痛打した。中堅手の後逸もあり、一走の大山を一気に本塁生還させるプロ2本目の三塁打。前夜からの3打席連続打点は昨季8月17日DeNA戦以来の大暴れで、着実に加点に成功した。

 「昨日、今日としっかり打てたので。もっと打っていきたい」
 後輩たちの活躍が、原動力となっている。母校・近大が24日、自らが4年生だった20年秋以来のリーグ戦優勝を決定。全日本大学野球選手権への出場を決めた。他の近大OBのプロ野球選手とともに、ボールを贈って激励。「全国レベルでやれることは少ないと思うので。そういうチャンスでしっかり自分の実力を試すいい機会なので、しっかり頑張ってほしいですね」。頼もしい背中を示し続ける先輩は、心からのエールを送った。

 昨年の5月28日は西武戦で衝撃の1試合3本塁打をかっ飛ばした。「去年、3本打ったときですよね。(縁起のいい日になった)そうですね(笑い)。よかったです。寒いよりはいいんじゃないですか、暖かい方が」。あれから1年。猛虎の頼れる4番と化した背番号8は、日々成長の歩みを刻んでいる。(阪井 日向)

続きを表示

2022年5月29日のニュース