楽天・則本 通算100勝王手! ホームゲームの連敗は7でストップ「絶対に抑えてやろうと思っていた」

[ 2022年5月29日 16:26 ]

交流戦   楽天3-1ヤクルト ( 2022年5月29日    楽天生命パーク )

<楽・ヤ>楽天先発・則本(撮影・村上 大輔)
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 楽天・則本昂大投手(31)が29日のヤクルト戦(楽天生命)に先発。今季最長の8回を投げ、5安打無失点で3勝目をマークした。チームの連敗を2で、ホームゲームの連敗を7で止める好投で通算勝ち星はプロ10年目で99勝となった。「理想としては先週勝って、今日(通算100勝を)決めたかった。ただホーム7連敗中の一つ、大量失点で僕もやってしまったので、今日は絶対に抑えてやろうと思っていた」と笑顔だった。

 2回以降はピンチの連続だった。2回1死三塁、3回無死一、二塁、4回2死一、三塁と立て続けに訪れた厳しい局面をしのぎ、スコアボードに「0」を並べる。最速152キロ直球にフォークボール、スライダー、カットボールなどを巧みに交えて要所を締める投球術だった。その後は尻上がりに調子を上げ、5回からは3イニング連続で3者凡退。3―0の8回に無死一、二塁の場面を迎えたが、山崎を中飛、山田をフォークで三ゴロ併殺に仕留めて、力強く拳を握った。「ヘロヘロでしたけど、アサ(浅村)が3点取ってくれて、気分的には少し楽だったので、助かりました」と全3打点を記録した同学年の主砲に感謝だった。

 12年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーから6年連続で2桁勝利をマークし、14年からは5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した。19年3月に右ひじ手術を受けた影響で19、20年と2年連続で5勝に終わったが、昨年も11勝をマークするなど、コンスタントに白星を積み重ねてきた。

 楽天1球団で100勝を積み重ねたのは過去に田中将大だけ。長くチームを支えてきた剛腕が、次回登板で金字塔を打ち立てる。

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2022年5月29日のニュース