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巨人・中田が札幌D弾!史上42人目12球団制覇 代打適時打&5号

[ 2022年5月29日 05:30 ]

交流戦   巨人8―4日本ハム ( 2022年5月28日    札幌D )

<日・巨>9回、札幌の観客の前で2ランを放ち、ダイヤモンドをまわる中田(撮影・河野 光希)
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 巨人・中田翔内野手(33)が28日、日本ハム戦に代打で途中出場し、5号2ランを含む2安打3打点で8―4勝利に貢献した。昨季途中まで14年間、本拠地だった札幌ドームで移籍後初出場。日本ハム戦も初出場で、これで全12球団からの本塁打となった。打席に向かう際には日本ハムファンからも温かい拍手が注がれた。ヒーローインタビューでは北海道のファンに、感謝の言葉を並べた。

 一塁ベンチから姿を現した背番号10に敵地が沸いた。4―3の7回2死一、二塁。代打・中田のコールに日本ハムファンからも大きな拍手。慣れ親しんだ打席へ向かった。

 「僕の日本ハム時代のタオルだったり、ユニホームを、本当にたくさんの方が掲げてくれていた。心の底からうれしかった」

 昨年8月のチームメートへの暴行騒動に端を発した電撃移籍後、かつての本拠地では初出場。特別な思いがある中、マウンドには同期入団の宮西がいた。「凄くワクワクしながら打席に立った」。フルカウントからの7球目、外角低めの144キロ直球を中前へ運んだ。1点差に詰め寄られた直後に、貴重な追加点となる適時打。「宮西さんから打てたのは一生の思い出になる」と笑顔を見せた。

 07年ドラフトでともに日本ハムへ入団。4番と中継ぎエースとして「チームが調子が良い時も悪い時も、一緒に頑張ってきた」と苦楽をともにした。趣味が野球グッズ集めで、エンゼルス・大谷のバットやグラブ、パドレス・カノのバットなどを自宅に飾った。自慢のコレクションの中には「宮西さんが記録をつくった時のグラブももらった」と宮西のグラブもあった。前日の試合前練習では「お互い頑張ろうな」と声を掛け合っていた。

 9回の第2打席では望月から、左翼席上段へ5号2ラン。誰よりも本塁打を放ってきた札幌ドーム通算98本目に「札幌ドームで僕が一番ホームランを打てているのは、本当にファンの皆さんのおかげ」と感謝した。これで史上42人目の全12球団からの本塁打。「これから先もずっと感謝していかないといけない。皆さんの前で打ててうれしかった」とかみしめるようにダイヤモンドを一周した。途中出場で2安打3打点。チームの連敗を2で止め、原監督は「彼にも、彼のファンにとっても、非常に良かったと思う」と評価した。

 「全てにおいて、うれしいと感謝と、いろいろな気持ちが入り交じってますけど、本当に良かったなと思う」。不振、葛藤を乗り越えてたどり着いた。中田にとって一生、忘れられない一日となった。(小野寺 大)

 《昨年バレンティン以来》中田が昨年6月13日ヤクルト戦のバレンティン(ソ)以来の全球団本塁打を達成した。プロ野球42人目。巨人在籍時の達成は、86年加藤英司、08年谷佳知、同年ラミレス、10年小笠原道大、12年村田修一、19年丸、昨年ウィーラーに次ぎ8人目。また、残り1カードの本塁打を初対戦試合で打ったのは07年ローズ(オ)、前記のラミレス、ウィーラーに次ぎ4人目で日本人初となった。札幌ドームでは通算98本目の一発で、稲葉篤紀(日)の59本を上回る最多本塁打数となっている。

 ▼日本ハム・新庄監督 本塁打は凄くいいタイミングの取り方で軸回転で完璧に打った。代打の中前打の方が価値があるし、あれがあったから余裕を持って打席に入れたんじゃないか。みんなの前であの豪快な本塁打を見せられたのは、本人が一番うれしいんじゃないですか。

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