ソフト・渡辺と城島健司氏との出会い「おまえならできる」正捕手獲りへ背中を押してくれた

[ 2022年5月29日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク11-1広島 ( 2022年5月28日    ペイペイD )

<ソ・広>2回、3ランを放った渡辺はガッツポーズ(撮影・岡田 丈靖)                
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 【記者フリート-ク】渡辺の野球人生を大きく変えた瞬間がある。今季の開幕前、元日本代表正捕手でメジャーでも活躍した城島健司会長付特別アドバイザーから「2番目を目指しても、レギュラーは獲れない。おまえなら(正捕手が)できる」と背中を押された。

 初めて支配下登録選手として迎えた今季。年明けの目標は「第2捕手」だった。昨年、主に抑え捕手だった高谷(現2軍バッテリーコーチ)が引退。まずはその座を目指していたが、城島氏の言葉に「自信になりました」と目標を正捕手に上方修正した。「投手への声掛けは拓也(甲斐)が日本で一番。超したいなら、そこもやらないといけない」と助言も受けた。2軍でも先輩投手が多い中、気づけばマウンドに向かっている姿があった。

 打撃面では宮崎春季キャンプでチームで唯一、王会長を“直撃取材”し勉強。攻守で進化を続ける渡辺は「今は正捕手しか考えてない」ときっぱり。偉大な捕手の言葉はずっと胸に刻まれている。(ソフトバンク担当・福井亮太)

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2022年5月29日のニュース