【阪神・平田2軍監督語録】トミー・ジョン手術乗り越えた島本の復帰喜ぶ「これからが楽しみやね」

[ 2022年5月29日 17:25 ]

ウエスタン・リーグ   阪神6-0中日 ( 2022年5月29日    甲子園 )

<ウエスタン神・中>2番手で登板した島本(撮影・坂田 高浩)
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 阪神2軍は中日戦に勝利し、8連勝を飾った。

 先発の秋山は毎回走者を許しながらも7回無失点の好投。その後は20年11月に「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受けた島本が2年ぶりに実戦復帰し、最速145キロを計測するなど、1回無失点で再起へ新たなスタートを切った。

 打線では小幡、ロハスがともに3安打2打点と躍動。以下、試合後の平田2軍監督との一問一答。

 ――秋山が降格後2度目の先発登板。
 「まぁ粘りながら、梅野とよく粘って、まだまだ本来のアキのストレートじゃない。もっと、キレが出てくると思うし、これは投げ込んでいって。6回で終わるところを、もう1回投げさせてくれって志願して、7回までいってるので、そういったところでは、球数もちょっと多く投げて。もう一つ、本来のスピード、キレっちゅうのが、本人は物足りないと思うけど、こうやってゲームは作るわね」

 ――1軍まではもうちょっと。
 「これはもう上が判断することなんでね。その辺は上との兼ね合いもあるんで」

 ――梅野も復帰後初の守備。
 「リュウ(梅野)ももう全く問題なく、やっぱりさすがだ。センター中心に若い選手にバッティングなんかいい見本だよ。そういったところではやっぱり、1割台っていうのが不思議でならない。どうして1割台なのって、今日も何回も聞いたんだけど」

 ――今日守備にも就いていつでも上に行ける状態。
 「全然(いける)。ちょっとやっぱり打ったりしたら張り感があったって言ってたけど、明日どうかっちゅうとこやね。5回終わった時でも全然問題ないですっていうところで交代したので、明日、痛みとかじゃなくて張り感が問題なだけで。あとは1軍の判断になりますね」

 ――島本が2年ぶりに実戦復帰
 「さすがに緊張感あったんじゃない?珍しく先頭にファーボールだしよったし。その後は落ち着いているわね。まだまだ才木に続いて、切れが出てくるよ。きょうは久しぶりにお客さんも入っているし、マウンドの感触を確かめて。144キロぐらい出てた?(145キロですね)本来の切れとかはね、ブルペンから切れのいいボールを投げよる。これからは夏場にかけてまた島本とかが楽しみやね」

 ――小林も久々の登板
 「まだ小林はスピードがない。本来の。ただやっぱり上背と角度があるんでね。それは試合になると押さえよるけど、本来の小林のスピードからするとまだまだ本人納得していないよ」

 ――ずっと勝ちがついている
 「勝ったっていったって、そんなことで一喜一憂できないのよ。各選手たちの力を発揮させていかなあかん、力を付けさせていかなあかんということで。ロハスもアグレッシブなんだよ。なんでそれをやらないのって。でもこうやって調子を上げればDHもあるし。マルテいないんだから。こうやって調子を上げていくとロハスにしてもチャンスが出てくるのよ」

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