阪神・糸井のダメ押し打に隠されたドラマ 19、20年の宜野座キャンプ打撃投手・小沼から2点打

[ 2022年5月29日 05:30 ]

交流戦   阪神6-2ロッテ ( 2022年5月28日    ZOZOマリン )

<ロ・神>9回、糸井は2点適時打を放つ(投手・小沼)(撮影・大森 寛明)
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 ベテラン・糸井が、勝手知ったるロッテ・小沼の直球を左前へ運んだ。4打席無安打で迎えた、4点優勢の9回1死満塁。カウント2ボールから放ったダメ押し左前2点打の裏には、あるドラマがあった。

 19、20年の宜野座キャンプ。手伝い役の打撃投手として参加していたのが、当時BCリーグ・茨城に在籍していた小沼だった。公式戦初対戦とはいえ、見覚えのある軌道。しっかり安打にするあたりは、5番打者としての貫禄だった。

 「ありがとうーーー!」

 勝利がよほどうれしかったのか、試合後の公式談話には「ー」を3つも付け加えるこだわりも。報道陣にサムアップポーズを決めてバスに乗り込むなど、最後まで超人ぶりは健在だった。

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2022年5月29日のニュース