慶大11点大勝で3連勝!新4番・正木、郡司先輩の言葉胸に5打点けん引

[ 2020年8月13日 17:23 ]

東京六大学野球春季リーグ・第4日   慶大11―2明大 ( 2020年8月13日    神宮 )

<明大・慶大>6回2死二塁、左越え2ランを放つ慶大・正木(撮影・会津 智海)
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 慶大が16安打11得点の猛攻で明大を圧倒し、3連勝を飾った。今春から4番に座る正木智也外野手(3年)が1号2ランを含む5打点をマーク。中日に入団した郡司裕也捕手(22)から受け継いだ打順で輝きを増した。

 新4番として走者を還したかった。6―1から飛び出したダメ押し2ラン。正木はリーグ通算4本塁打目に「単打ばかりで少し焦りはあった。追加点が欲しい場面で打てて良かった」と胸をなで落とした。

 先輩の背中を見て育ってきた。主将兼捕手兼4番として昨秋リーグ三冠王に輝き3季ぶりの優勝に貢献後、中日にドラフト4位指名された郡司だ。「試合中に“気負うな”と言われたことがあります。郡司さんは守備の要で打線の要。でもボクの4番は違う。打点を稼ぐことが仕事だと思っている」。この日は3回に左犠飛、4回の2点適時打など計5打点。3試合を消化し12打数5安打6打点をマークした。昨季までの5番から昇格し、自分なりの「4番像」も固めつつある。

 今季から指揮を執る堀井哲也監督は正木の魅力を理由を「破壊力&ミート力」と説明した。「前の試合(12日立大戦)で3安打して調子が上がってきた。よく打ってくれた」と目尻を下げた。

 チームは3連勝で首位に浮上。15日は伝統の1戦に臨む。「他の大学とは違った意識になる」と正木が語気を強めた。東京六大学連盟は早慶戦だけ前売りチケットを販売したが、13日時点で上限枚数3000枚に到達したため、当日販売なしを発表。74年ぶりの1試合総当たり制と異例づくしのリーグ戦が盛り上がってきた。

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