日本ハム・中田 2発で2冠!「レベチ」証明 自身初の6打点「打った感触も完璧」

[ 2020年8月13日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム12-4ロッテ ( 2020年8月12日    ZOZOマリン )

<ロ・日>7回2死一、二塁、中田が右越えに3ランを放ちベンチの出迎えにこぶしを突き上げて応える(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムの中田翔内野手(31)が12日、ロッテ戦で2本塁打を放つなど、プロ13年目で自身初となる1試合6打点の大暴れ。今季2度目の1試合2発で15本塁打、51打点とし、打撃2部門でリーグトップに立った。主砲の活躍で、チームも連勝が4で止まった前日の嫌な流れを引きずらず、今季4度目の2桁得点で快勝した。

 力感なく、コンパクトに。これまで中田の代名詞だった「マン振り」をせずとも打球はスタンドに届く。それも2度も。今春キャンプで自身の打撃の状態を表現していた言葉は「レベチ(レベルが違うの意)」。それを証明する活躍を続けている。

 「一生懸命しっかり振っているけど、後から自分で映像を見た時は“なんか力感ない、いいスイングできているなあ”と。今年はそういう一発が多い」

 1試合2発で自身初の6打点。1本目は初回2死一塁だ。「打者有利のカウントでしっかり1球で捉えることができた。打った感触も完璧」。左腕・小島の内角カットボールをすくい上げると、打球は左翼席上段に達した。2本目は7回2死一、二塁から右腕・南の外角直球を「振り負けないように打ちにいった」と右翼席へ。いずれも全身の力を込めた、反り返るほどの豪快なスイングではなかった。さらに9回は無死一、二塁からダメ押しの左前適時打。「(最後の左前打が)大きかった。本塁打2本よりも打点の方がうれしい。走者を還す仕事ができた」と喜んだ。

 15本塁打はリーグトップ、さらに試合前時点で5打点差だった楽天・浅村を抜き去って51打点とし、2冠に躍り出た。中田は自身の一振りで決める一発より打点を重視する。「本塁打は二の次。(犠打や進塁打で)犠牲になる選手がいる中での打点。だから、僕の中では打点は価値がある。本塁打は自分で打ってソロだったら1点だけど、同じ1点でも重みが違うと思う」との理由だ。家族や仲間を思いやる気持ちは人一倍。そんな人柄が言葉ににじむ。

 4試合連続で打点を挙げる不動の4番は「やってきたことが間違っていなかった。どんどんチームに貢献できるようにしたい」と力を込める。4位ながら首位と2・5ゲーム差。14日もロッテに勝てば3位に浮上する。中田の勢いは、しばらく止まりそうもない。(東尾 洋樹)

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