中日・柳 反省いかし「ストレートで強気に」 広島で“弱気は最大の敵”体現

[ 2020年8月13日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4-1広島 ( 2020年8月12日    マツダ )

<広・中(12)>2勝目を挙げた柳はヒーローインタビューを終えたピースサイン
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 走者を出しても、中日・柳は動じない。制球力に絶対の自信があり、事態を収束する術(すべ)を知るからだ。いずれも1死一塁の局面。2回と5回はカットボール、6回は緩いカーブで併殺に仕留めた。右腕の真骨頂。6月30日以来となる2勝目で、チームを今季初の2カード連続勝ち越しに導いた。

 「大野さんが2連続完投勝利していたので、僕も最後まで投げたかった」

 7回2/3で1失点のベストピッチでも、エースを狙う意識が満足の二文字を許さない。右腹直筋の筋挫傷で1カ月近く離脱。復帰登板で2回1/3KOされた前回5日のDeNA戦は一つの反省があった。「変化球ばかり。今日はストレートで強気に、の投球を表現できた」。故津田恒美(登録名恒実)氏のモットー「弱気は最大の敵」を体現した、広島の夜だった。(堀田 和昭)

 ▼中日・大島(3回に左前打を放ち1500安打にあと6本)(前日は)監督の愛情でお休みをもらって、ヒットが1本打てたので良かった。

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