阪神・ガンケル 今季2度目のイニングまたぎも成功 チームの水曜日初勝利に貢献

[ 2020年8月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-6DeNA ( 2020年8月12日    横浜 )

<D・神(12)> 6回に続き7回も力投するガンケル(撮影・大森 寛明)
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 チーム思いの「助っ投」の献身が、勝利につながった。3番手で登板した阪神のガンケルが今季2度目のイニングまたぎでチームの勝利に貢献した。

 3点リードの6回1死二、三塁で救援。中継ぎ転向後8戦目にして最も早い回での出番だった。代打ロペスを149キロで力ない二直。2死としたが戸柱には右前打を浴び1点差に迫られた。神里にも右前打を浴び一、三塁を背負ったが乙坂を二ゴロに打ち取り、同点は阻止したことが大きかった。7回も9日広島戦に続く「回またぎ」のマウンドに立ち先頭宮崎に死球を与えながらも後続を退けた。

 「ゼロで抑えないといけない場面で、失点をしてしまったことは悔しい。最近はゼロで抑えることができていたから、今日もそれを続けたかった」

 11日はガルシアの先発による外国人枠の関係でベンチ外。それでも最後まで試合を見届け、ベンチ裏では先頭に立ってナインを迎えた。ナイスガイは「チームの勝ちにつながるのなら、どんな場面でも投げたいと思っているよ。それが長いイニングを投げることならば、これからもどんどん投げていきたいね」と頼もしい言葉を残した。

 矢野監督も「もちろん、あそこ(6回)をゼロでいってくれたらもっと最高やってんけど。イニングをまたいでいってくれたし、すごく助かっているよ」と感謝した。

 チームは今季水曜日7戦目にしてようやく初勝利をマーク。自身が6月24日ヤクルト戦で来日初登板初先発して敗戦投手になって以降、勝てていなかった“魔のウエンズデー”の呪縛を解いた。 (阪井 日向)

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