広島 K・ジョンソン 7戦目もまた勝てず 5年間で2つだった四死球での押し出し、今季早くも2度目

[ 2020年8月13日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-4中日 ( 2020年8月12日    マツダ )

<広・中(12)>6回途中、降板するK・ジョンソン (撮影・奥 調)
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 広島のクリス・ジョンソン投手(35)は、12日の中日戦で5回1/3を5安打4失点(自責3)で今季4敗目を喫した。4与四球と本来の制球力が戻らず、開幕からの7試合で未勝利。チームは今季初の3カード連続勝ち越しを逃し、9連戦を5勝4敗で終えた。

 K・ジョンソンだけを責めるわけにはいかないだろう。打線は、2戦連続の1得点と奮わなかった。とはいえ、助っ人左腕の本来の姿を知るだけにもどかしい。開幕から7試合連続の未勝利。本人はコメントを残さず、佐々岡監督は「立ち上がりは良かったけど…。もう一つ粘り切れなかった」と代弁した。

 5回1/3で被安打5は問題があるわけではない。しかし、4与四球での4失点(自責3)が今季の不振を象徴していた。4回に先頭の福田への四球から先制点を含む2失点につながった。0―2の6回には、先頭の福田を左前打で出塁させると、1死から高橋への四球、阿部の左前打で満塁。井領に4球連続ボールでの押し出し四球を与えたところで降板を告げられた。

 昨季までの来日5年間で2度しかなかった四死球での押し出しは、今季すでに2度も献上している。ここ一番での制球力が、昨季までと異なるのは明らかだ。沢崎投手コーチは、「登板に向けて試行錯誤して前回よりも強い球だったり、低めの制球力もあるように見えたけど…。押し出しとか、制球力(が原因)だと思う」と分析して改善策を練る。

 今季は、7月中旬に不調による登録抹消を経験。いまだ本調子とはいえなくても、同投手コーチは、「悪いなりに技術的な部分で抑えることができる投手。やってもらわないといけない」と、球団歴代の助っ人で最多となるNPB通算57勝を積み上げてきた経験を信じている。

 チームは、今季初の3カード連続勝ち越しを逃したとはいえ、9連戦を5勝4敗と勝ち越して終えた。指揮官は、「まだ借金がある。1つずつ返していかないといけない」と反撃態勢を整える。K・ジョンソン次第で、つかみつつある上昇気流は確実に加速する。 (河合 洋介)

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