広島 攻撃的2番に坂倉抜てき 絶好調の3番長野に回せ!朝山打撃コーチ「序盤に2、3点」

[ 2020年8月10日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-5阪神 ( 2020年8月9日    マツダ )

<広・神(8)>3回1死、坂倉は鋭い打球を放つも、中堅手・近本の好捕で中飛に(撮影・坂田 高浩)
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 広島は9日の阪神戦で、いずれも今季最少に並ぶ3安打1得点に終わり、7月15日以来の4位浮上とはならなかった。球団捕手では、08年4月以来となる坂倉将吾捕手(22)を2番に抜てき。この日は無安打と機能しなかったものの、好調の3番・長野につなぐ「攻撃的2番」を探しながら、チームの上昇気流を加速させたい。

 成功とは言えなくとも、答えに近づくことはある。3安打1得点は、ともに今季最少タイ。1点劣勢の2回1死一塁から堂林の二塁打、菊池涼の左犠飛で同点に追いつくも、秋山を6回77球で1安打と攻略できないままに終わった。朝山打撃コーチは、「内外角にカーブとスライダーを織り交ぜながら、丁寧な投球をされた。接戦の中でなかなか打ち崩せなかった」と敗因を分析。ただし、挑戦を恐れなかった中での敗戦でもあった。

 坂倉が打率・372の好調さを買われ、自身初の2番に抜てきされた。球団捕手が2番で先発するのは、08年に石原慶が8試合連続で起用されて以来、12年ぶりだった。4打数無安打に終わったとはいえ、3回の第2打席はフェンス際の打球を中堅・近本が好捕。佐々岡監督は、「攻撃的にと思った。調子のいい打者を置いたけど、今日は機能しなかった」と説明して悔やんだ。

 若手捕手を起用した大胆な「攻撃的2番」。同打撃コーチは、「つなぎの2番」とは異なるメリットを強調する。「上位に調子のいい打者を置きたい。序盤に1点ではなく、2、3点なら投手も大胆にいけたり、相乗効果があると思う」。3番・長野は、試合前まで自身最長の6試合連続打点を挙げる好調さで得点源となっている。「攻撃的2番」が機能すれば、複数得点が生まれる可能性は高い。

 主に2番だった菊池涼は、打率・234と本調子ではなく、2試合連続で7番で先発した。今季2番で先発した打者は、打率・251。9番を除けば、8番(同・214)に次ぐ低さである。今季の2番は、昨季の「5」を超える7通り目と、理想形を求めて模索する日々が続く。

 今季初の同一カード3連勝はならずも、乗りつつある上昇気流を逃すわけにはいかない。同打撃コーチは、「9連戦でみんなが万全ではない中で頑張ってくれている。毎試合はうまくいかけど、反省してカードの頭を取りたい」と前を向く。柔軟な発想力に、逆襲へのヒントが隠されているかもしれない。 (河合 洋介)

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