阪神・ガンケル 初のイニングまたぎも成功 福原コーチ推薦で球児に代わり8回続投

[ 2020年8月10日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5-1広島 ( 2020年8月9日    マツダ )

<広・神(8)> 2番手で登板したガンケル(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 不調の「F」に代わって、「G」が躍動した。

 7回から2番手として登板した阪神のガンケルが、2回1安打無失点で3ホールド目をマーク。救援陣は故障者続出の上、ベテラン藤川も本調子ではない中、助っ人右腕が自身初のイニングまたぎを、涼しい顔でこなした。

 「いい試合をしようとすごく考えている。2イニング目は、ちょっと左打者におっつけられたりしたので、内角をもう少し攻めればよかったけど、近本が大きなフライを捕ってくれたので助かりました。きょうはよかったです」

 安定感抜群だった。難敵・松山を3球三振に仕留め、立ち上がった。140キロ台後半の直球とツーシームを軸にスプリット、スライダーを巧みに織り交ぜて打者に的を絞らせない。7回はわずか8球で3者凡退の快投。そして本来なら藤川が任されるはずの2点リードの8回も、マウンドに向かった。矢野監督が舞台裏を明かした。

 「オレは、あんまりアレ(消極的)やったけど、福原(投手コーチ)が“ガンケルが球数も少ないからどうですか?”と言ってくれて。球数も少なかったし状態もよかったし。そういうところで」

 急きょ決まった2イニング目。先頭・田中広には左前打を浴びたが、後続の大盛、西川、坂倉を料理し、広島の反撃を断ちきった。これで中継ぎ転向後、7試合連続無失点。2イニングを投げてのホールドは、球団では昨年9月10日のヤクルト戦で岩崎が記録して以来となった。

 指揮官からは制球力に加えて「抑え方もだいぶ狙ってゴロが取れたり一球一球を見ても質が良くなっている」と高評価を受けた。もはや「勝利の方程式」級の存在だ。(惟任 貴信)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年8月10日のニュース