花咲徳栄・井上朋也内野手、感謝の夏「記憶に残る選手宣誓」に

[ 2020年8月10日 05:30 ]

10日開幕甲子園交流試合 一戦懸命!主将の思い(下)

ポーズをとる花咲徳栄・井上(撮影・河野 光希)
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 【10日第1試合】3度目の聖地。花咲徳栄・井上朋也主将(3年)の気持ちは自然と高ぶる。甲子園交流試合開幕戦は大分商の148キロ右腕・川瀬堅斗(3年)との力勝負。相手に不足はない。

 井上は過去2年連続で夏の甲子園に出場。計3試合で打率・385、2打点を記録したが一発はない。「部員からも打てよ、と言われているので打ちたい」。4番として剛球打ちに意欲を燃やした。

 主将として選手宣誓の大役も担う。川瀬も主将で両校ナインの前に立つ予定だ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国の球児が「夏の甲子園」という大きな目標が奪われた。特別な大会。出場する選手の使命は重い。「重要な役割を頂き、非常に光栄です。この状況で開催いただけることに感謝し、交流試合の開幕にふさわしい記憶の残る選手宣誓ができるよう準備したいと思います」と表情を引き締める。

 同校は学校関係者から感染者が出たため7月23~31日まで休校となり部活動も停止となった。ナインは自主練習で調整し、今月1日からチームは全体練習を再開。井上は3日の浦和学院との練習試合では節目の高校通算50号もマークした。高校生活の集大成となる夢の舞台。全てをぶつける。(伊藤 幸男)

 ◆井上 朋也(いのうえ・ともや)2003年(平15)1月28日生まれ、大阪府四條畷市出身の17歳。小2から野球を始め、四條畷中時代は生駒ボーイズに所属。花咲徳栄では入部直後からレギュラー。小学6年間習っていた空手は黒帯を所有。1メートル81、88キロ。右投げ右打ち。

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