履正社4番OB対決…ロッテ・安田 先輩オリックスT―岡田に勝った!「意識はなかったです」

[ 2020年8月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―0オリックス ( 2020年8月9日    京セラD )

<オ・ロ>2点適時二塁打を放ち、笑顔でナインとエアタッチをかわす安田(右)
Photo By スポニチ

 リードはわずか1点だけ。9回1死満塁でロッテ・安田は自らに言い聞かせた。「バットに当てたら何かが起こる…」。左腕・山田の外角に制球された141キロ直球に食らいつく。打球は左翼・T―岡田の頭上を越えた。

 「前後が凄い打者なので、こういうケースも増えてくる。直前でマーティンが申告敬遠されたけれど、(打席に入る前に)井上さんから“気負いすぎるな”と言われた」

 決して豪快なフルスイングではない。それでも泥くさく勝負を決定づけた2点適時二塁打に、自然とガッツポーズが飛び出した。

 4番で初の凱旋となった故郷・大阪での6連戦。最後の一戦で母校・履正社の大先輩であるT―岡田との「4番対決」が実現した。21歳の後輩は「もちろん気づいていたけど意識はなかったです」と笑うが、9回の打球が先輩を越えただけでなく、勝負を左右するプレーが守備でも起きた。1点リードの8回1死満塁。先輩が三邪飛を打ち上げたが「何とか捕れました」とフェンス際で転倒しながらキャッチした。

 10年本塁打王の先輩は憧れの存在だ。初めて対面したのは高校2年の冬。母校のグラウンドで「プロを目指しているんだって?頑張れよ!」と声を掛けられ、その言葉を胸に努力を重ねてプロの扉を開けた。

 チームはオリックスを相手に今季10勝1敗1分けで貯金3とした。安田は今季に4番以外で出場した19試合は打率・172も4番の18試合は打率・269。現在は打線の中心にどっしりと座るが「まだまだです」と言う。高校時代と同様、決して謙虚さは失わない。(横市 勇)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年8月10日のニュース