花咲徳栄開幕戦で大分商下す エース高森志願の完投「まだ試合やりたい」

[ 2020年8月10日 13:18 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   花咲徳栄3―1大分商 ( 2020年8月10日    甲子園 )

<高校野球交流試合 花咲徳栄・大分商>力投する花咲徳栄・高森(撮影・北條 貴史)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」が10日、甲子園球場で開幕。開幕戦となった第1試合では、花咲徳栄(埼玉)が3―1で大分商(大分)を下した。

 エース左腕・高森陽生投手(3年)は試合中、岩井隆監督から「いけるか?」と続投を聞かれ「行けます」と返答。志願して完投した。「普段は予定のイニングを集中して投げていくが、今回は甲子園ということもあって岩井先生が聞いてくださり、投げさせてくださった。感謝しています」と振り返った。交流試合の実現に動いた関係各所へ「そのおかげでここに立てた」と謝辞。ただ、勝っても1試合限りだけに「まだ(甲子園で)試合やりたいなという気持ちになったのが正直なところ」と率直な思いも口にした。

 静寂の中で開幕戦のマウンドに立ったが初回から三者連続三振を奪うなど堂々の投球。「応援はなくてもベンチの声がよく聞こえた。それが活力になった。歴史に残る1試合だと思ったので良い投球をして、もっと徳栄を知ってもらえればと思って投げた」。

 12日には埼玉独自大会の初戦を迎える。

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