鳥取城北逆転負けも…誇りの8回猛攻「あそこで全てが報われた」仲間106人手拍子が後押し

[ 2020年8月10日 16:46 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   明徳義塾6―5鳥取城北 ( 2020年8月10日    甲子園 )

<明徳義塾・鳥取城北>8回1死満塁、逆転の2点適時二塁打を放ち、ガッツポーズで雄叫びを上げる鳥取城北・河西(撮影・北條 貴史)
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 ベンチ外の部員106人と保護者の大きな手拍子が、ビッグイニングへの大号令となった。鳥取城北が1―2の8回に4点を奪う猛攻。1死一、三塁から県の代替大会でも亡かった“援軍”の力を借り、1死満塁から「3番左翼」でスタメン出場した河西威飛(いぶき=3年)の右中間への2点二塁打で一時は逆転に成功した。

 「自分たちに携わって支えてくれた人の思いを感じて、すごく力になりました。部員126人、ベンチに入れない106人のメンバーがいてくれてこのチームは成り立っている。自分も心の中で手拍子するぐらいテンションが上がりました」

 初回1死二塁からも右前打を放ち、先制点を演出していた。4打数2安打2打点の大活躍。8回の守備から右翼へ回り、5―4と1点リードの9回2死一、二塁からのサヨナラ打は自らの頭上を越えていったが「1点もやれない場面で少し前に守っていたので、追いつけそうだったけど仕方ない」と全力で打球を追った結果に悔いはない。

 準優勝した県の代替大会では思うように調子が上がらなかったが、中堅から逆方向への意識を徹底し、代替大会終了から交流試合までの実戦4試合で14打数12安打(うち4本塁打)と自信をつけて聖地に乗り込んできた。山木博之監督が標榜してきた「打ち勝つ野球」を最後の最後、大舞台で体現。中学時代、NOMOジャパンにも選出された河西は「キツかったことも苦しかったこともたくさんあったけど、あそこで全てが報われた」と全員が一体となってもぎ取った逆転劇を達成感あふれる笑顔で振り返った。

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