明豊4強入り サヨナラ打は“寮長”後藤、目を真っ赤に「最高の気分」

[ 2019年3月31日 14:24 ]

第91回選抜高校野球大会第9日第2試合   明豊1―0龍谷大平安 ( 2019年3月31日    甲子園 )

<明豊・龍谷大平安>11回裏、2死満塁。中越えサヨナラ打を放ち飛び上がり歓喜の輪に加わる明豊・後藤(中央)(撮影・亀井 直樹)
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 第91回選抜高校野球大会第9日は31日、甲子園で準々決勝が行われた。第2試合では、明豊(大分)と龍谷大平安(京都)が対戦。明豊は両チーム無得点で迎えた延長11回2死満塁から途中出場の後藤の中越え適時打でサヨナラ勝ちし、初のセンバツ4強入りを果たした。大分勢の4強入りは1976年の日田林高以来43年ぶりとなった。

 サヨナラ勝ちの明豊は1回戦で150キロ左腕・及川を擁する名門・横浜(神奈川)、2回戦で明治神宮大会の覇者・札幌大谷(北海道)に勝利したのに続き、近畿王者の龍谷大平安も撃破した。

 試合後、川崎絢平監督(37)は「選手がよくやってくれた。うれしいというか感無量というか…。後藤はコンパクトに振ってくれた。寮でも寮長で、コツコツまじめにやっている生徒」と称え、無失点リレーの3投手にも「マウンドに上がった投手はやってくれると信じていた。それに応えてくれた」と目を細めた。

 また、サヨナラ打の後藤は目を真っ赤にしながら「最高の気分です。甲子園初めての打席で打ててうれしかった。打席に入る時は自分が決めるしかない、という思いだった。自分はメンバーに入っていない他の部員の思いを背負っています。打ったのは内角真っすぐ。思い切り振り切れました」と声を弾ませていた。

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