日本ハム・王柏融、待望の来日初安打「凄く気持ちが楽になった」

[ 2019年3月31日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―4オリックス ( 2019年3月30日    札幌D )

8回1死、右前打を放つ王柏融(投手・澤田)(撮影・西海健太郎)
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 一塁ベースに走りながら何度も吠えた。日本ハムの王柏融(ワンボーロン)が開幕2戦目のオリックス戦に2試合連続で「5番・左翼」で出場。8回の第4打席で右前に待望の来日初安打を放って「緊張していた中で1本が出て、凄く気持ちが楽になった」と手応えをにじませた。

 8回1死。6回までの3打席は全て体勢を崩されて内野ゴロだった。沢田に2球で追い込まれたが、そこからファウルを放つなど粘り、7球目の内角高め148キロの直球を巧みなバットコントロールで右前に運んだ。

 台湾ラミゴで16、17年に2年連続で打率4割を記録。大きな注目を集めて入団、オープン戦は打率・280ながら日本独特の変化球が多い配球に苦しんだ。打撃は低調のまま迎えた前日29日の開幕戦は4打数無安打。「大王」として2試合連続で無安打で終わるわけにはいかなかった。

 「早く安打が欲しかったと思う。ここからだね」と栗山監督。試合は引き分け、初安打の記念球は札幌市内の自宅に飾る予定の王柏融は「早くチームの勝利に貢献したい」と目をギラつかせた。(山田 忠範)

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2019年3月31日のニュース