智弁和歌山、平成最多タイ63勝 エース池田陽が2失点完投 

[ 2019年3月31日 05:30 ]

第91回選抜高校野球大会第8日 2回戦   智弁和歌山5―2啓新 ( 2019年3月30日    甲子園 )

<啓新・智弁和歌山>雨の中、完投勝利した池田陽(撮影・後藤 大輝)  
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 雨の中、智弁和歌山・中谷仁監督はベンチ前で仁王立ちした。「選手と同じ環境で戦ってやろう。応援の生徒も濡れている。ベンチの中にいる気にはなれなかった。高嶋先生が乗り移ったんですかね」。歴代最多の甲子園通算68勝を記録した高嶋仁氏(現名誉監督)の代名詞とも言えるスタイル。はなをすすりながら会見に臨んだ。

 2回終了時に降雨中断。試合再開まで1時間50分を要した。中断中は選手のメンタルをケア。2失点完投した池田陽は「あまり試合のことを考えず、楽しい話をしていました」と振り返った。平成のセンバツ勝ち星は27となり、大阪桐蔭を抜いて単独最多、春夏通算では同校に並ぶ63勝となった。平成最多勝をかけ、きょう31日の準々決勝では昨秋近畿大会で0―12の大敗を喫した明石商と対戦する。

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