広島・誠也、今季1号「甘い球仕留められた」得点機の凡退悔やむ

[ 2019年3月31日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―5巨人 ( 2019年3月30日    マツダ )

4回1死、鈴木は左越えにソロを放つ(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 広島・鈴木誠也外野手(24)が30日の巨人戦で今季1号を放った。劣勢の4回に左翼席へ打ち込み、背番号1での公式戦初本塁打。苦戦を強いられたヤングマンから唯一の得点を奪った。8回の内野安打と合わせて今季初の複数安打。開幕連勝は逃しても、4番の存在感が光った。

 4番として敗戦の責任を背負い込む姿は、今季も変わらない。「本塁打は自分の中では評価できる形ではなかったです」。2点劣勢の4回1死無走者、鈴木はカウント1―2からヤングマンの真ん中付近のカーブを左翼席上段に運んだ。「甘い球を仕留められた」。今季1号でヤングマンからは唯一の得点。敗戦後のベンチ裏、本塁打を差し置いて自ら切り出した打席があった。

 「その前の得点圏で打ちたかったです」

 悔やんだのは初回、四球と失策で1死一、三塁となり巡ってきた好機。カウント2―2からボール気味の外角のカーブに手を出して空振り三振に倒れた。巨人の内野陣が前進守備ではなく、1点覚悟の陣形を敷いていた状況で先制点を逸した。8回2死無走者では二塁への内野安打に悪送球も重なり、二塁まで激走。今季初の複数安打となっても満たされることはなかった。

 「本塁打より、その前の得点圏で打ちたかった。最悪、転がすこともできたし、三振がいただけない。本塁打よりも、アウトでもいいから打点を稼げればよかった」

 今季から前田智徳の引退後は5年間空いていた背番号1を継承。「楽しくやらせていただきたい」と宣言していた通り鈴木らしさは全開だ。打席に入る前に球場スクリーンに流れる紹介映像では、飛びきりの変顔で誰よりもふざけた。開幕戦の会沢の適時打では一塁ベンチ前で跳びはねながら全身を使って喜びを表現した。ナインの結果を自分のことのように喜ぶ姿もこれまでと変わらない。

 緒方監督は鈴木について「問題ない」と変わらぬ信頼を置く。打線は2得点にとどまり今季初黒星。宿敵巨人に勝ち越すためにも、4番は白星につながる一打を求める。(河合 洋介)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年3月31日のニュース