習志野 8回無失点の飯塚、打球受け治療も「マウンドに戻ると決めていた」

[ 2019年3月31日 11:18 ]

第91回選抜高校野球大会第9日第1試合 準々決勝   習志野4―3市和歌山 ( 2019年3月31日    甲子園 )

<市和歌山・習志野> 2番手で登板した習志野・飯塚 (撮影・後藤 大輝)  
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 第91回選抜高校野球大会第9日は31日、甲子園で準々決勝が行われた。第1試合は、市和歌山(和歌山)と習志野(千葉)の市立校対決。習志野は4―3の逆転で市和歌山を下し、初のセンバツ4強入りを果たした。

 2点差を追いつき、7回1死一、三塁から高橋雅の遊ゴロの間に3走・角田が生還し勝ち越し。2回からマウンドに上がったエース飯塚が140キロ台の直球と鋭いスライダーを武器に好投、8回に打球を左ひざに受けたが、無失点で投げ切った。試合後、小林徹監督(56)は、飯塚について「持ち味を出して、いい投球をしてくれた。市和歌山さんの打線のプレッシャーを受ける中、粘り強く最後の1点を与えない投球をしてくれた」と称え、逆転した打線には「(リードを許したが)子どもたちには、1人で決めるのではなく、君たちの持ち味のつないで2人、3人、4人で1点取りに行くような今まで通りの野球をしよう、まだ焦らないでいいよと言っていました」と話した。

 8回を無失点に抑え、逆転勝利を呼び込んだエース飯塚は4強入りに「ホッとした。安心した気持ちが強い」と言い、打球が当たった左ひざは「(当たった時は)痛いなって思いました。ただ、ベンチに治療で戻った時からマウンドに戻ると決めていた」と力強く話していた。

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