13年前は主将として甲子園に…智弁和歌山・古宮部長 帽子の裏に込めたエール

[ 2019年3月31日 22:32 ]

第91回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   明石商4―3智弁和歌山 ( 2019年3月31日    甲子園 )

<明石商・智弁和歌山>サヨナラ負けにぼう然と引き揚げる中谷監督ら智弁和歌山ナイン(撮影・井垣 忠夫)
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 今大会限りでの退任が決まっている智弁和歌山・古宮克人部長(30)は敗戦に沈むナインを穏やかな表情で見守っていた。

 古宮部長は06年に同校で主将を務め、中堅手として春・夏の甲子園に出場。夏は4強にまで進出した。立命館大を経て、11年4月に保健体育化教諭として母校に赴任。17年4月に部長に就任した。練習では主に外野ノックなどを務め、大会期間中は選手の生活面やメンタル面を細かくサポート。「試合を逆算して、どのタイミングで食事を取るのがいいか。何を食べるのがいいか。普段から栄養士さんなどに指導してもらっています。なのでホテルでも、基本的には食事時間などは生徒の自主性に任せています」と話す。2回戦・啓新戦で完投勝利を挙げたエース池田陽の帽子のツバには「集大成」「威」、明石商戦で先発した2年生の池田泰には「大胆」「丁寧」。さらに同じ2年生の小林樹には「克己心」「攻」とそれぞれ黒色のマッキーで書き込み、試合に送り出した。

 「それぞれがテーマにしていることを、簡潔にして書き込ませてもらいました」

 明石商戦では、池田泰は2回3失点ながら、必死で腕を振った。2番手・小林樹は最後にサヨナラ本塁打こそ浴びたが、6回0/3で1失点と気持ちのこもった投球だった。

 決めごとを守り、ベンチに入った。甲子園のベンチ入りする際、ポールスミスのスーツを身にまとって背筋を正し、勝負への気合いを高めるため、赤のボクサーパンツをはく。この日も、もちろん「いつもと同じですよ」だった。陰ひなたでチームの勝利を願い続けた部長のセンバツも幕を閉じた。

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