阪神・糸井、ドキドキ1号「入ってくれてよかった」ポール際へ特大弾

[ 2019年3月31日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―0ヤクルト ( 2019年3月30日    京セラD )

初回無死、糸井は右越えに先制ソロを放つ(投手・石川)(撮影・大森 寛明)
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 阪神・糸井は初球103キロのカーブに反応した。初回2死。打球は高々と舞い上がり、右翼ポール際を通って5階席へ。飛距離は文句ない。問題は内か、外か。佐々木一塁塁審の手が回るまで走りださず、目で追った。ベース一周後はヤクルト・小川監督からリクエスト。判定は覆らず、結果的に虎の子になった1点を奪った。

 「初球からどんどんスイングしていこうと思っていました。(リクエスト判定は)ドキドキしました。ビデオ判定になるのがわかってました。入ってくれてよかったです」

 カーブは目前の近本の打席で2球目に1球見ただけ。打者にすれば、手を出しづらい初球の遅い球を迷いなく振り抜き、浜中打撃コーチをうならせた。

 「石川はカーブを投げる時に腕が少し緩む。そういうのにしっかり対応してくれた。一発で初球を仕留められるのは糸井らしい」

 16年目の今春キャンプではボールへのアプローチにこだわりを持ってきた。「球が上がるような感じにしている。ドームとかなら伸びていく」。1月にソフトバンク・柳田やオリックス・吉田正らと恒例の合同自主トレを実施した際にバットの入れ方や角度などを聞いて試行錯誤。今年7月で38歳。実績や年齢に関係なく後輩に助言を求め、進化への努力を惜しまない。

 過去15年間で自己最多は14年の19発。左打者には不利な甲子園球場を本拠地に持つ阪神へ移った直近2年は17発と16発で終えた。従来の豪快な打撃に柳田や吉田正からの“コツ”が加われば、量産の期待は膨らむ。6、8回は四球を選んだ後、いずれもスタートを切った。結果は盗塁死とボーク。体が動いている証拠だ。20発の壁を打ち破りそうな今季1号だった。(長谷川 凡記)

○…糸井(神)が初回に打った今季1号ソロでチームは1―0勝利。阪神打者の1―0決勝本塁打は昨季5月25日巨人戦で、同じ糸井が5回に打って以来。初回のスミ1決勝弾となると、97年5月18日のヤクルト戦で新庄が打って以来22年ぶりになる。

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