飛び込み・寺内健 6度目五輪でメダル逃すも、12歳下の坂井丞と見事なシンクロ!

[ 2021年7月28日 15:55 ]

東京五輪第6日 飛び込み男子シンクロ板飛び込み ( 2021年7月28日    東京アクアティクスセンター )

 男子シンクロ板飛び込み 寺内健(手前)、坂井丞組の1回目の演技=東京アクアティクスセンター
Photo By 共同

 飛び込み男子シンクロ板飛び込みで寺内健(40=ミキハウス)が6度目の五輪に出場。悲願のメダル獲得はならなかったが、12歳下の坂井丞と見事な同調性を見せ、393・93点を挙げて、5位に入った。

 3回目終了時点で3位につける健闘。4回目で得点を伸ばせず、7位に転落したが、ハイレベルな戦いを最後まで見せて世界の強豪選手たちと競り合った。

 これまで五輪は1996年のアトランタを皮切りに12年ロンドンを除いて5度の出場。最高成績は00年シドニーでの高飛び込み5位だった。

 昨年8月には新型コロナに感染。今年5月のW杯兼東京五輪最終予選ではパートナーの坂井の発熱により出場を取りやめた。このため公式戦出場は19年9月の日本選手権が最後となり、実戦から離れていたが、五輪の舞台で豊富な経験を生かし、胸を張れる結果を残した。

 ◇寺内 健(てらうち・けん)1980年(昭55)8月7日生まれ、兵庫県宝塚市出身の40歳。生後7カ月で水泳を始め、小学5年時に飛び込みに転向。此花学院高、甲子園大、甲子園大大学院を経て、ミキハウスに所属。08年北京五輪後に一時引退も、10年に復帰。16年リオデジャネイロなど5度の五輪に出場。1メートル70、68キロ。血液型A。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月28日のニュース